ヨコノート

金谷ヨーコのブログです

おやきと「貧乏サヴァラン」

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今日は手作りおやつについて。

 
 
この時期
だるくなったり体調が優れないことが多いんですが、今年もやはりそうでした。
調べたところどうやら「副腎疲労」に当てはまる感じ…。
 
副腎疲労にはグルテンフリー、カゼインフリー、シュガーフリーが良いということで、
おやつは手作り、小麦粉の代わりに新粉や白玉粉を使ってます。
なので新粉の買い置きが常にうちにあります。
おやきは小さい頃はさほど好きではなかったんですが、大人になってから美味しいと思うようになりました。
特に自分で作ると、できたてを食べれるので美味…!
たっぷりのオリーブオイルで焼いてるのがまたいいのかも。
また、砂糖も白砂糖は避け、きび砂糖や黒砂糖を使います。体調が良くないときはヨーグルトやチーズも食べないようにします。(妙に疲れるときは、たしかにこの3つのフリーが効きます。) グルテンフリーに関しては過去にこちらの記事にも載せました↓
ジョコビッチの生まれ変わる食事」
 
おやつ作りはストレス解消にもいいみたいで、おやきを焼いたあとは気分がスッキリ…!よく作家さんが息抜きに料理すると聞きますが、たしかに良い気分転換になります。あと掃除。これはアイデアを出したいときに床などをゴシゴシやる。するといいアイデアが出ます。なんか必ず出ます。
 
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こんなかわり映えのない毎日ですが、
金曜には 打ち合わせに藤沢に行ってきました。
夏に1日だけ子供関連のイベントを行うことになりました。
いずれ告知してOK、とのことなので、イベントが近くなったらこのブログにてお知らせしようと思います。
 
今は漫画の方も連日準備を進めている状態で、ある意味ハードです。(準備って大変なんですよね…ふう。) なかなかに脳が消耗し疲れております。
ブンがいれば疲れも吹き飛ぶんですが、それも叶わないので
妄想でいろんな動物と住んでみたりしてます。
今んとこ、インコ、うさぎ、猫、犬、魚と住みました。
うさぎはいとこが昔飼ってたと知り、話を聞いたりしてかなり本気で想像しました。
しかしいずれワンコを引き取ったりしたら一緒に住むのはかわいそうなのでやはりうさぎを飼うのは我慢です…。
母からは一緒に住むなら猫がいいんじゃないかと言われ、その気になって、まる一晩猫ちゃんのためのベランダ改造計画を妄想してました。
 
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さて、
おやき作りや妄想にて日々気分転換をはかっているんですが
他にも疲れた脳に沁みたのがこの本。
 
貧乏サヴァラン
 

 
 
これを読むと
現実がいとも軽やかに吹き飛んで森茉莉ワールドに連れてってもらえます。
このパワーたるやすごい。徹底的に自分の嗜好に忠実です。そうでなきゃ生きている意味なんてない、と言いたげです。
悪口が止まらないところも読んでいて楽しい。
 
この本の最後の方に載っていたこの文章を読んだとき、それだけでもう生き返った気がしました。
私の小説を読み、私のお菓子をたべた人は、私の苦しい仕事と、楽しい仕事との両方味わったことになるのである。」(「甘い蜜の部屋」後記より)
 
 
 この後記にあるように、
こんなに才能溢れる文体を紡ぐ作家にとっても
小説を書くというのは大変な作業のようで、9年間ものあいだ作者は楽しみも一切排除し(!そうなんだ…!)小説が仕上がるまで辛く長い日々だったとありました。(そして小説以上にお菓子作りにもたいそう精を出したらしいですが、しかしながらお菓子製造の方はたいして辛くはないとありました)
苦しい仕事と楽しい仕事。この両方を味わう。
「味わう」というところに、なるほど〜!と思ったのでした。
 
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記事に出てきた本↓ 

貧乏サヴァラン (ちくま文庫)

貧乏サヴァラン (ちくま文庫)