回避性愛着障害と「NEED」について

2月に入りました。
やはりネームの日々です。
 

 
1月中にもうひと記事アップしたもののやっぱ書き直しで削除したら2月突入…。
1月ってゆっくり進むな〜なんていいつつ…。
ネームで頭がキャパオーバーでなかなか更新できません。。。
 
 
いま合間に
夏目漱石の「道草」を読んでて…
道草 (ワイド版岩波文庫)

道草 (ワイド版岩波文庫)

 
 
漱石が小さい頃 養子に取られた先の家での会話が印象的です。養父母を「本当の親だと言え」と養母から強要されているシーンが特に。
ほぼ実録めいた話だということで、彼が厭世的になった理由のうちの一つだと思います。
こうやって人格否定をされて育つと、将来 精神面で苦労するという…。
 
 
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ちょうど知り合いの方が 40年間引きこもっていた人を救出し
その引きこもっていた人とファミレス行ったという話を母から聞いて、この本を思い出して再読。

 

回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち (光文社新書)

回避性愛着障害 絆が稀薄な人たち (光文社新書)

  • 作者:岡田 尊司
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2013/12/13
  • メディア: 新書
 

 

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回避性愛着障害とは:
わかりやすくいうとチャレンジを避け、それ故にリアルでの人との交流も断ちます。親子の関係性と子供の頃の環境が大きく作用します。
回避性は引きこもりの方達に顕著ですが、一見社会でうまくやれてても自分の伴侶や子供に無関心などの場合はこれが当てはまる場合が多い。境界性人格障害と対極の形と言えるかも。
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私自身 長らく虚無感に苛まれ、
なぞの逃走癖(安定してくると逃げたくなるクセ)がありました。
 
私の場合は、この本の例に挙げられる人たちと同じような症状ではなかったですが(自己肯定感がありチャレンジ精神はあった)、
しかし
主にしょっちゅう海外に逃亡してたこと、それから仕事(創作ではなく副業の方)をやたら変えてたこと、かたや創作はのめり込むように集中してそれオンリーになってしまうこと、そのため普通に寝て起きて食べて…などのルーティンが苦痛で耐えられなかったこと、好きなことがわかりにくく(虚無)嫌いなことだけが敏感にわかり、しかも異常なほど耐えがたい…などの生きにくさがありました。
 
そんで今回
この本の巻末にある回避性のチェックをしたらやはり16項目該当しました。
15以上当てはまるとその傾向が非常に強いらしいです。
 
表には 回避性、安定性、不安性 とあって
回避性のほかに安定性も14とかなり高い数値だったので、とりあえず何か起こってもそれなりに対処できるということだと思います。
(しかし不安性も10あり、高めではあった…)
 
不安性についていえば、ネームやってると
色々思い出されるせいか
実生活での不測の事態(主に仕事)と過去の記憶が重なると
一気に感情が乱れることがあります。
 
 
そういうときはデトックスだと思って、
感情が出てくるのを受け流すよう心がけてます…が、なかなかその最中はツライ。
 
今習っている瞑想道場で「ヨガ」の語源を教わったんですが、
ヨガとは「結ぶ」という意味で
元々は馬の手綱のことだったそうです。(本来のヨガは体だけではなく精神の調和、瞑想も含みます)
 
まさに馬が暴れ出すかのように感情が動き出すというか。。。
少し俯瞰で意識すると嵐のように心が動くのがわかります。
 
そしてそれに巻き込まれないよう過ぎ去るのを待っていると
次第に自分の中で答えが出て、スコーンと黒いモヤが抜けて…今度は一転、晴れやかな気分になるんですが…。こういう嵐が起こったらある意味チャンスなので、内観とともに必ず「問いかけ」を行なっています。
 
トーシャ・シルバーの本【とんでもなく全開になればすべてはうまくいく】 にあった
「パンくずの小路」の方法です。
 
その質問をハートで受け止めるように。宇宙の導きに全幅の信頼を置いて、しっかり集中して質問しなさい。それからそれを手放し、どんなパンくずがやってきて、辿るべき道を示すかを見る。答えが得られなかったら、しばらく問いかけ続けるように

とんでもなく全開になれば、すべてはうまくいく―宇宙の導きにまかせよう

とんでもなく全開になれば、すべてはうまくいく―宇宙の導きにまかせよう

 

 

これは本当に不思議で、必ず答えが来ます。
ラジオからの音声だったりたまたまペラっとめくった本のページだったり。
大抵、問いかけて少し頭が冷えた次の日あたりに答えが来ます。
天と会話しているかのごとくピンポイントで答えが来るので、それを踏まえて余計なものに気がつき手放して指針を定め、再び運を天に任せるといった手順。心強いことこの上ない。
(全ての事柄に言えますが、これは"辿るべき道しるべのパンくず"で、一気に安定をはかったり全ての問題をあっという間に解決したりするということを期待するとうまくいきません。しかし謙虚な気持ちで地道に繰り返せば誤った方向にはもはや行きようがないことを教えてくれます。)
 
 
手放しの実践により昔に比べたら不安はほんっとーに少なくなりました。
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過去記事にここらへんの説明があります。ご興味ある方どうぞ。。
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NEED 本当のあなたをさがす旅

NEED 本当のあなたをさがす旅

 
この本は
幼少期の記憶をたどっていき、そこから本来の願いを取り戻していくワーク本です。
 
「回避性」などの人格が出来上がる前の
ターニングポイントである「5歳」という年齢をキーにして、
本来の自分を取り戻していきます。
 
…優れた演技をする俳優たちが意識しているのは「アクション」の方です。役の「ニード」を丸ごと自分のものとした上で、自分自身の中心から「アクション」を起こすとき、動きやセリフが極めて真に迫ったものとなり、観客の心を大きく揺さぶることを、彼らは熟知しています。
俳優でないあなたも同じです。
あなた自身の「ニード」を丸ごと受け入れた上で、あなた自身の中心から「アクション」を起こすとき、とてつもないエネルギーが湧き出るのです。…あなたは、あなたの人生の主役です。100%あなたそのものになって「アクション」を起こせば、必ず人生をより良いものに変えられます。
 
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絶版ですが
図書館にあると思います。
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「本来の自分」というものに永らく蓋をしていると
何かの拍子にその蓋が外れるとき
手に負えないくらいのマイナスの感情が出てきて大変なことになったりしますが、
そこはでもやはり火山の噴火と同じで
常日頃少しづつ、溜め込んだものを掘り起こして昇華する作業は大切だなと思います。
 
幼少期というのは本当に重要で、
私は気づかないうちに過去、幼少期の親との関係から
アイデンティティクライシスに陥っていたんだと悟りました。
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あの苦しさは表現し難いですが、私の場合はずっと
自分の中の何かが一致しておらず、好きなことがよくわからない、モヤがかかっているように感じる、何をしても満たされない、また将来の成功がイメージできない、そもそもそれを望んでいるかわからないという虚無感がありました。
 
これを十何年かけ克服して(今にして思えば漫画でキャラクターをたくさん作ることが回復のワークそのものだった)、瞑想によりついに自分のアイデンティティを自分に(おそらく深い自分に)戻せたのですが、過去に克服する過程で燃え尽き症候群なったりといろいろ大変でした。
 
この長い回復の道を歩む最初のきっかけが、『NEED』が起こったことでした。
 
ちょうど漫画を始めた頃、本と同じような現象が私にも起こったのです。
それは、
小さい自分が大人になった自分に本心を叫ぶという強いイメージが湧き上がってきたことでした。
 
そのイメージとは、過去の光景で
自分が嫌いな服を着せられていた4、5歳の頃の記憶でした。
嫌だと言っても、デザインがいいからと親から着せられていました。発色が良く体にフィットしたデザインの服で、私は本当に嫌でした。思い起こせば小学生の頃の水着も勝手に選んで着せられて、これも心底嫌でした。
 
本には
「大抵の場合父親にまず不満を感じるケースが多い」と書かれています。
私にずっと自分の好みを押し付けてきたのもデザイナーだった父でした。私のためではなく、父本人の好みというエゴを押し付けられてきた、と思います。これは漱石と同じで、心底傷つきます。父はいわゆる「いい人」でユニークな人ですが、この件に関しては、私はどうしても許せない気持ちになります。
「子供のため」という名のエゴの押し付けは、子供を傷つけるのです。そしてその子供は大人になってから自分で癒していくことになります。そしてそれができなかったときもう生きられなくなります。
 
 
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お子さんのごっちゃんの好きなファッションがアキバすぎて驚愕するシーンがありますが、私はあれを読んだときとても感心し、羨ましく思いました。ちゃんと子供に任せてあげて、素晴らしいお母さんだなと。

 

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

 

 

 
とりあえず私の場合はああいう幼少期の自主性は刈られました。
子供時代、私が気に入ったものでも彼らが気に入らなければ好きと公言しにくい独特の雰囲気がありました。私は自己主張はあまりしないタイプで、小学4、5年の頃 誕生日に欲しいものが一切思いつかなくて「あれ?」と思いました。好きなものがわからなくなりはじめてました。
 
思い返すに「自分」というものが誰なのか?が、あまりにもあやふやになっていた…つまりアイデンティティクライシスが始まっていたんだと思います。そしてその後、美大の辺りから苦しくなり始め 社会に出てからもずっと謎の虚無感に苛まされ続けました。
 

「他人の思い」を「自分」だと思い込んで生きるのは苦痛。
これを本来の自分に戻す作業が「NEED」のワーク内容なんだね!
 
 
この前「NEED」を再読し、
本にあるワークを最後までやってみたのですが、
例題に倣って自分が本当に望むことを3回ほど修正した結果
「スーパーオブジェクティブ」(究極の目的)は
「私自身を大切にする」という回答になりました。
 
 
生きにくさを抱えている方々におススメです。
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また、
引きこもりが長引いているお子さんのいる方は、まずご自身をチェックするといいかも。
モラハラだったりあるいは回避性があったりなどご自身に何かしらの問題があるかもしれません。
 
この本も自分の考え方に偏りがないかチェックできます。
チェック表があります。
いやな気分よ、さようなら コンパクト版

いやな気分よ、さようなら コンパクト版

 

 

 
内観の始め方としてアドラー心理学もおススメです。
幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

 

 
仏教的な方法による内観は合理的です。
 
これらをトーシャの「手放し」と併せて行うと良いです。
 
なぜ手放しと併用するかというと、
いかに自分がネガティブなことばかり日々考えているかということに気づくため、
「内観」がまずは必要ではありますが
考え方を見張るだけでは思考の統制にどんどんハマってしまい、治せないどころか悪化するケースもあるからです。
あと もちろんお散歩など体を動かしたりバランスのいい食事をとるというのも重要です。
 
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十何年にかけ、漫画創作をしながら上ったり下がったりしつつ内観を進めてきました。
 
過去と違って今、日常生活を楽しめているのは
愛犬ブンのおかげ。雨の日も風の日も2人で歩いて、ご飯を食べて作業して。
こういったルーティンは愛に満ちていて、かけがえのないものだと教えてくれたのでした。

 
そして
しつこい虚無感がついになくなったのは去年7月から始めた瞑想のおかげです。
深いところのたおやかな海のような精神と、自分の表層意識がついに「結ばれ」始めたのだと思います。
 
こういうことの積み重ねで、ついに
自分に愛を感じられるようになるまでになりました。
以前も別に自己否定とかはなく、それなりに自分の健康や考えを大切にしていましたが
その意識とは全く違うのです。自分に対して光り輝く愛が込み上げてくるというか。
とても生きやすくなりました。
 
NEEDの本に、「人生は美しい」とあるのですが、その意味がようやくわかるようになりました。自分に愛を注げるようになったおかげで、今は両親に感謝の気持ちでいっぱいになりました。
 
ぜひぜひ、何か悩みを抱えている方々も
物理的な解決のみならず
自分への光り輝く愛がこみ上げるまで、手放しや内観を行ってみてください〜!
なぜなら「問題」というものは、自分の中を整えることで自然と正されていくからです。
 
 
 

ーー◆ ◆  支援しています!◆ ◆ ーー

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