金谷真さんの蓮画展に行ってきました。
北鎌倉駅から歩いて15分、ギャラリー「リトルブーケ」で開催されています。
場所が山の上ということで
ギャラリーに至るまでの坂道が「ネパールのトレッキングよりキツイ」とのことでした。確かに…!と、一瞬かなりの傾斜でしたがわりとすんなり着きました。
北鎌倉駅西口を出たら右
ローソンを通り過ぎて100mほど行き
「北鎌倉女子学園前」の信号を左に
坂道を上がっていきます。
途中、「リトルブーケ」の看板が。
途中道が枝分かれしていきますが、要所要所で小さな看板の目印があります。
女子学園に沿うように道を進んで行くと…
ありました。
突き当たり手前、右手に「リトルブーケ」の看板。
こ、ここ行くの?
石段を下ると…
一軒家!
ドアは開いてます。
玄関からお邪魔して…
作品がならんでいます。
鎌倉の一軒家にお邪魔して蓮の絵を見る…
良いですね〜。
2階にも展示があります。
鎌倉というロケーションも手伝ってか山の上でも都心で開くより多くの人が買ってくれたと言ってました。
ウッドデッキからは鎌倉の大仏も見られます!
オーナーさんのご自宅を展示場にしたこの蓮画展、
この場所はもう売ってしまうとのことなので、ご興味のある方は期間中に是非訪れてみてください。鎌倉の一軒家に住んだらこんな感じ…てのが妄想できます(笑)。
オーナーの松木さんから唐辛子をいただきました。
食育のボランティアをよしもと興業や地域の子どもたちに行なっているとのことです。
よしもとのお土産コーナーに唐辛子も卸してるとか…。手作り。
ありがたくいただきます!
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金谷真さんは母の古くからの友人の画家さんです。
過去に有名な雑誌の表紙を描いていたイラストレーターでしたが
あるとき画家に転向します。
そして国内外で活躍するのでした。
昔からめっちゃ活動的です。
ジャマイカにいたこともあるそうでよく話を聞いてました。
昔、ジャングルの絵を見せてもらったことがありますが圧巻でした。
また、ずっと昔に河口慧海の本を母にくれて
その本を母と私が読み、今は私が持っています。
20年以上前、
私がチベット文化圏のレーに行ったときは
やはり河口慧海ファンの日本人の写真家がちょうど現地にいて
慧海師と同じルートでチベット入りをした冒険話を聞いたりしました。
思えば私はそのご縁でヨグマタのもとで瞑想を習っているようなものです。チベットを訪れたことで瞑想の知識やその世界観を知り、そこからもうずっと興味があったので。
そして
金谷真さんの蓮の花は
本の表紙になってます。
シリーズです。美しい…!
蓮の花を描くようになってから今までとは違う縁が不思議とひらけたと以前言ってました。ダンマパダ法話全集の表紙を頼まれてこんなに嬉しいことはなかったとも。ダンマパダとは中国ではなく南のルートを通って日本に入ってきた上座部仏教です。パーリ語で、より当時のブッダの言葉に近い言語からなっています。河口慧海の本を読むとそこらへんの事情が詳しく書いてあります。
ロマンなんですよ…。
当時のブッダの弟子達による口伝えの目覚めの言葉。その教えはインドの風土と受け継がれる修行者たちが紡いだものであり、生とは何かという問いかけを真摯に追求した本物の美です。本来の人間は愛という神から生まれたもの。。。
それを悟っていくために何度も人は生まれ変わるのです。
多くの文明社会に生きている人間はそのことを忘れて、源から遠く離れ、争ったりその場の満足を追い求めて暮らしたり、あるいは生活に必死で神聖なる魂から離れてしまっているわけです。
魂の喜びって感覚の喜びとは全然違うんですよね。慣れないと見過ごしてしまう喜びです。が、わかってくるととても大きなものだと気づき始めます。感覚の喜びはもはや歓びではないと知り始めるのです。
ベートーヴェンの第九の歌詞で言うジョイフル、私もその意味を瞑想を始めてからわかるようになりました。
蓮画展、癒し空間でした。帰ってからもしばらく頭頂から光が注がれてる感覚でした。
展覧会は今週日曜6月23日までです。ご興味のある方はぜひ!
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